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健康づくりのヒント

当社の管理栄養士・西方陽子によるコラムです。

第3回「贅沢な食べもの」とは

hint3_1「贅沢な食べもの」というと、伊勢エビやフォアグラ、サーロインステーキなど、高級な食べものをイメージする人が多いかもしれません。 ライフスポーツKTVの保健指導を受けた方で、開口一番「私はお肉もケーキも一切食べません、毎日粗食です」という方がおられました。 この方にとってお肉やケーキは、「贅沢」で「太る食べもの」という認識だったのでしょうね。

では、なぜ毎日粗食の人がメタボ健診にひっかかり、テレビでグルメを語っている芸能人にはスラっとした方が多いのでしょうか。

一つは、「贅沢な食べもの」の位置づけです。贅沢=高級?太る?
伊勢エビやマツタケは、高級だけれども食べ過ぎても太らないというより、そもそも太るほど食べられるものではないですね。 また、サーロインステーキは食べ過ぎたら太りますが、100g98円の牛肉であっても食べ過ぎれば太りますよね。 ですから「贅沢なものを食べたら太る」というのは、ちょっと違うかもしれません。

次に粗食とは、「質素な食事」と位置づけることができます。
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イメージ的には、「一汁三菜」で「昔ながらの日本食」と考えていただいて結構です。 獣肉や油脂類の多い欧米型の食事が主流になる前の日本人は、多くがやせ形で脳卒中が多かったと言われています。 これは、漬物や味噌汁からの塩分の取り過ぎに加え、動物性蛋白質や脂質の不足したアンバランスな食事内容が原因だと思われます。

話は戻り、粗食の方がメタボ健診にひっかかった原因は、食事内容を聞けば一目瞭然。 毎日朝食は、六つ入り100円のプチサイズのアンパンかクリームパンを三つ、昼過ぎにお腹が空けば一つ~二つほおばり1日で1袋完食。 またカバンの中には常に飴が10個ほど、これもお腹が空けば一つ二つと口の中へ。

いくら食事が粗食でも、あいだにこれじゃ痩せるわけもなく。

私が思う「贅沢な食べもの」は、「高級」や「太る」の他に、「好きな食べもの」や「毎日食べている食べもの」も入ってくるのではないかなと思います。 六つで100円の菓子パンが贅沢品? のどが痛い時になめる飴が贅沢? と思われるかもしれませんが、この菓子パン一つ、150kcalもありました。 飴も一つだと30kcal程度ですが、五つ食べれば150kcalとなかなかのもの。 150kcalを運動で消費するためには、体重75kgの人が1時間歩かないといけない、50kgの人だと1時間半必要です。 このパン一つ食べると、1時間半も時間を消費して歩かないといけない、、、なんて贅沢な食べものでしょう。
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西方陽子
管理栄養士西方陽子
(関西テレビライフ)

特定保健指導を担当。指導実績は延べ600人を超える

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