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健康づくりのヒント

当社の管理栄養士・西方陽子によるコラムです。

第2回「かくれ肥満」

かくれ肥満とは、見かけ上太っていなくてBMIも25未満なのに体脂肪が多いことを言います。 体脂肪率は、成人男性で15~19%、女性で25%前後が標準です。 かくれ肥満の多くは内臓脂肪型肥満だと言われていて、BMI25未満でも内臓脂肪型肥満だと脳梗塞や心筋梗塞の危険があります。

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原因は運動不足やカロリー制限だけを考えたダイエット、また食事の代わりにケーキやお菓子などで済ます偏食などが挙げられます。

栄養素のバランスは炭水化物60%、脂質20~25%、タンパク質15~20%が理想とされ、1日の摂取エネルギー量が1,800kcalの人は脂質の摂取量は40~50gになります。 煮魚定食などの和食の定食は脂質が10g以下なのに比べ、中華の定食だと20g前後、肉やフライ物が多い洋食の定食だと40gほどになります。 また500kcalぐらいだから・・・と、食事の代わりにお菓子やファーストフードで済ませた場合、ポテトチップス(80g)で28g、ケーキで30g前後、チーズバーガーセットだと35gもの脂質になります。

 

カロリーだけを見た結果、朝はチーズケーキ、昼はハンバーガーセット、夜はポテトチップスでちょうど1,800kcal、体重の増加もなしと安心している若い女性が増加中! 脂質の摂取量は95gと必要量の倍以上で、しかもビタミン・ミネラルがほとんどないため代謝も悪くなり、内臓脂肪として溜まってしまいます。

 

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また、運動したくないが太りたくもないと食べる量を減らしている人も要注意!食事制限で炭水化物を減らすと、身体はその分のエネルギーをタンパク質(筋肉)から作り出します。 その結果筋肉が減り、脂肪はそのまま。体重は減っても体脂肪率が高い「かくれ肥満」となります。

 

ライフスポーツKTV/KTVフレスコの各フィットネスクラブでは、両手両足の4点で計測し、筋肉量や脂肪量がわかる体成分分析機=インボディ測定器を導入しています。 見学や1日体験でも測れますので、一度自分のかくれ肥満度をチェックしてみましょう。
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西方陽子
管理栄養士西方陽子
(関西テレビライフ)

特定保健指導を担当。指導実績は延べ600人を超える

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