第2回「食欲のメカニズム」
「食欲の秋」といわれるように、秋になると食欲がアップします。この原因は、
- 夏バテしていた消化器官が回復し、活発になる
- 夏に溜まった疲れや栄養の偏りをなくすために、身体がエネルギーを必要としている
- テレビや雑誌などの外部刺激によって生まれる
こうして秋に食欲がアップし、脂肪をため込む季節、冬への準備が始まります。
食欲は、脳の視床下部というところでコントロールされています。
視床下部にある摂食中枢が「脳にエネルギーが足りていない、補給せよ」と命令を出します。
これが空腹を感じる原理です。
そして食事を摂り血糖値が上昇すると満腹中枢が「エネルギー量は十分。もう食べるな」の命令を出します。
これが、すべての生き物の摂食行動の原理です。さらにこれらに、大脳が発達した人間ならではのメカニズム=感覚中枢というものが働きます。
これは、視覚や嗅覚などの五感が感じ取り、食欲が喚起され、お腹がいっぱいなっているにもかかわらず、食べものを見たり、においを嗅いだりすると、ついつい手が出てしまう原因です。俗に言
われる「別腹」の正体ですね。
食欲をコントロールする上で、この3つの中枢のバランスが重要になってきます。
これらの感覚が鈍ってくると、いくら食べても満腹にならない。
だらだらと食べ続け、量を食べ過ぎてしまいます。そしていざ満腹を感じた時にはすでに許容量オーバーでお腹が苦しいという結果になります。では、これらの中枢を正常に戻すには
- 不規則な食事はタブー。なるべく決まった時間に食事をしましょう。
- ゆっくりとよく噛んで食べるようにしましょう。
満腹中枢が最もよく働くのが食事をはじめて15分以上経ってからです。
急いで食べると満腹中枢が働く前にもうすでに食べ過ぎてしまい、お腹満腹120%ということになってしまいます。 - テレビや新聞を見ながらの「ながら食い」はやめましょう。
意識がそちらに集中してしまい、中枢への信号が鈍くなってしまいます。 - またこれらの中枢は運動によっても鍛えられるとも言われています。
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