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健康づくりのヒント

当社の管理栄養士・西方陽子によるコラムです。

第9回 健康は1日にしてならず

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加齢に伴い、基礎代謝の低下や身体の変化がみられます。男性では腕や足の筋肉量の低下、女性では上半身の脂肪の増加、男女ともお腹周りに脂肪がつきやすくなります。さらに唾液や胃液などの消化液の分泌低下や胃のぜんどう運動の低下により鉄やカルシウムなどの栄養素の吸収低下、大腸の運動量低下により便秘など体内においても加齢の影響は出てきます。
若い頃と同じように油っぽいものや消化の悪いものをたくさん食べてしまうと、胃腸の働きが追いつかず消化に時間がかかり胃に負担をかけてしまいます。また夜遅い食事は寝るまでに消化しきれず眠っている間も胃は働いています。その結果身体は熟睡できず疲労感が取れない、1日中寝不足の状態。

 

加齢→胃腸力の低下→食欲の低下→低栄養→寝たきり
加齢→代謝の低下→筋肉量の低下→運動量の低下(肥満・痩せすぎ)→寝たきり

 

また最近では「運動器の障害による要介護になるリスクが高い状態」=ロコモティブシンドローム(ロコモ)という新しい言葉が使われ始めています。ロコモは本人が気づくことなく進行します。40代の日常生活不自由なく過ごされている方であってもすでに膝や腰に変性が起こっている可能性があります。私たちの運動器は負荷をかけ続けていなければその機能が低下していきます。50代になると運動器の障害を自覚される方が急激に多くなります。お腹周りに肉はつきやすく脚は細くなり、筋肉が痩せてきます。それまで水面下で進行していた関節変性が急に障害として出てくる頃でしょう。60代の方の多くは膝や腰の障害を抱えています。医者にかかっていなくとも、日常生活に不自由さを感じておられる人はたくさんいます。70代、80代になると関節変性はますます進み、一昔前ならもう歳だからしかたないと言われていました。しかし、現代の医科学では80歳を超える高齢者においても筋力トレーニングの効果が実証されています。運動の継続はいくつになっても必要で何歳から始めても効果があります。

 

食事と運動は健康に直結するものですが、日々の生活に追われついつい忘れがちになっていませんか?
健康は1日にしてならず、病気も1日にしてならず。
前回のコラムで健康な食事についてお話しましたが、1日2日健康な食事を食べたからといって健康になるわけではありません。それと同じように不規則な生活を1日2日行ったからといって病気になるわけではありません。生活習慣病の発症は不規則な生活を何十年も続けた結果、40代~60代で発症する可能性のあるものです。メタボ検診で引っかかった方は今日が改善のチャンスです。
大切なのは始めること!そして続けること!!

西方陽子
管理栄養士西方陽子
(関西テレビライフ)

特定保健指導を担当。指導実績は延べ600人を超える

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